2024年夏 急激な天気の変化とその理由

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2024年8月、日本全国で急激な天候の変化が多くの地域で観測されています。今年の急激な天候の変化の多くの原因は、ダブル高気圧による気温の上昇と大気の不安定によるものです。

なぜ急激に天候が変化するのか。

急激な雷や雨の多くの原因は積乱雲ができることにあります。今年の夏は積乱雲が出来やすい条件が揃っており、急激に発達した積乱雲によって雷がなったり、大雨が降ったりしています。

積乱雲が出来やすい条件とは

1.暖かく湿気を含んだ空気

雲は水蒸気が大気中に集まってできています。日本は海に囲まれているため、基本的に湿度が高いので、雲ができやすい地域といえるでしょう。

2.上昇気流の発生

暑い日、特に日差しが強く地面の温度が高いときは地面からの熱気で、空に空気が上りやすくなります。鍋で水を火にかけたとき湯気が上る原理と似ています。

3.大気の状態が不安定な時

空と地上の気温差が大きいときは、冷たい空気と暖かい空気の入れ替わりにより、大気が不安定になります。お風呂に入っているとき、温度がぬるくなってくると上側が暖かく下側が冷たいと思います。暖かいお湯は冷たい水より上に行こうとする性質があります。空が冷たいとき地上から暖かい温度が上がると空の空気(冷)と地上(温)の空気が入れ替わります。

この3つの要素が複合的に絡んだ時、積乱雲が発生しやすくなり、突如雷や大雨に襲われます。雷はおおよそ10kmの範囲内には落雷の被害に襲われる可能性は十分あります。雷の音が聞こえた場合遠くと感じても雷の被害範囲内にいる可能性は十分ありますので、車の中や近くの建物に避難しましょう。

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