友達・家族へのプレゼントに長く使えるノートパソコン選ぼう【2025年版】

パソコン
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世間的にパソコンは 5年使うと買い替えのタイミングと言われています。その理由には多岐にわたりますが、多くの場合、次のようなことが挙げられます。

  • 機械の寿命
  • 次世代のOSリリース
  • アプリの要求スペック上昇
  • HDD/SSD保存データの断片化
  • 壊れた際に修理部品がなく修理に出せなくなる

いろいろな理由でパソコンは買い替えたほうが良いと言われていますが、データ移行も大変だし何より新しいパソコン探しからなんて、面倒くさいと思います。なので今回はパソコンの性能に注目し、5年を超えてもストレスなく使っていけるようなスペックとパソコンをご紹介します。

パソコンの性能で重要な装置たち

CPUについて

CPUはパソコン動作の処理をしてくれる場所です。CPUの性能が高いほど、一定時間の処理の回数が多くそれに応じてパソコンの動きが速くなります。例えば、ネットサーフィンしか使わない人は処理の回数はそれほど多くないですし、逆にイラスト書いたりゲームしたりいろいろしたい人は、処理の回数が増えます。

メモリについて

メモリはパソコンの動きの場所を広げてくれる場所です。メモリの量が多いほど、同時に展開できるアプリケーションやファイルが多くなります。例えば、ゲームをしながらネットサーフィンをするとか、検索するたびにタブが増やしていきたい人はメモリは多いほうが良いです。

HDD/SSDについて

容量は使う人がどのように使いたいかが一番ですが、私は256GBで Onedrive などの一般的にクラウドにデータを保存しています。動作に関してのみでいうと M.2 NVMe SSD というものを選びましょう。
今普通に購入できるパソコンのHDDやSSDでは次のようなものがあります。

  • M.2 NVMe SSD
  • M.2 SATA SSD
  • SATA SSD
  • SATA HDD

今最先端で読み書き速度が早いものは M.2 NVMe SSD なのでこちらを選びましょう。

GPU / グラフィックボードについて

ネットサーフィンしか使用しないよーとか、youtube 見るだけーとかの人はあまり気にしなくて良いポイントです。もし将来、動画編集や画像編集・ゲーム等クリエイティブなことをしたい方は、重要なポイントになります。

5年以上使用できるスペックの特徴

5年以上ストレスがなく動作するパソコンを自分で選ぶときは基本的に用途には十分と思われるスペックの少し上を買うべきですが、例として用途別に推奨スペックをまとめます。

共通事項

  • ディスプレイは1920×1080(FHD)以上
  • BlueTooth接続を使用しない場合、接続できるインターフェース数に注意
    USB-A×3以上 / USB-C×1以上 / HDMI×1あれば、大体行ける

youtube閲覧やネットサーフィンしかしない人向け

CPUi5
メモリ8GB
記憶媒体SSD NVMe 256GB

家電量販店にもあります。これが5年後もストレスなく使うなら、最低スペックです。最近のノートパソコンは “オンボード” になっており、メモリや記憶媒体の交換ができないようになっているものが多いです。もしメモリを4GBやSATAタイプの記憶媒体にするのであれば、オンボードではないノートパソコンを選んで後からでもカスタムできるパソコンにしましょう。

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メモリが少しハイスペックですが、この価格であれば全然有りです。重量も1.4kg程度で持ち運びもできます。

[ライト層]少しクリエイティブなことをしたい人向け

CPUi5
メモリ16GB
記憶媒体SSD NVMe 512GB

家電量販店にもあります。フリーのイラストアプリや、アプリをいっぱい動かしますよーという人向けです。作成が終了したデータはクラウドに保存しても良いので、記憶媒体は256GBでも問題ないと思います。ただアプリのインストールを多くする人や素材を使いまわす人は512GB以上がおすすめです。

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私個人的にはDynabookはコスパが良く、この辺りまでであればDynabookは割とおすすめできます。

[ミドル層]ゲームもやりたい、動画編集もしたい人向け

CPUi7
メモリ16GB
記憶媒体SSD NVMe 1TB
GPU/グラボRTX 4060

家電量販店には売っていません。パソコン工房等のパソコンに強いお店に行きましょう。このスペックがあれば、大体のゲーム(APEXなども)は快適にできますし動画編集もほぼストレスなくできるでしょう。でもこのグラフィックボードを搭載しても今月発売予定のモンスターハンターワイルズは少し画質調整が必要になります(調整さえすれば快適に動きます)。

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USB-Aが2つですが、USB-Cも2つになっているので十分です。国内シェアはまだまだUSB-Aが多く接続デバイス選びも困るかもしれませんが、徐々にUSB-Cのものが増えてきています。互換性を除けば、USB-Cのほうがハイスペックです。また、このクラスからは重量が重くなってくることと、画面が大きくなってくるので屋外への持ち運びは考えないほうが良いです。

[ヘビー層]ゲームを快適に高画質でやりたい、3D等動画編集もしたい人向け

CPUi9
メモリ32GB
記憶媒体SSD NVMe 2TB
GPU/グラボRTX 4080

家電量販店には売っていません。パソコン工房等のパソコンに強いお店に行きましょう。このスペックであれば、できないことはないと思います。ほぼすべてが高品質に実行可能になります。また、CPUはIntelのUltraシリーズ、グラボはRTX4090以上も存在しますが、商品自体がとても高価になりますし、この辺りを視野に入れないといけない人たちは自分で選べると思うので省きます。

ハイスペックのパソコンであれば、BTOパソコンも視野に入れていただくと少し安く購入できる場合がありますので、検討してみてください。

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FHD(1920×1080)よりも解像度が高いWQXGA(2560×1600)が採用されており、画質は申し分ないと思います。解像度が高い分表示領域も広いです。こちらも重量が少し重く持ち運びには向きません。

なぜパソコンは5年で買い替えと言われているか

前段で少し触れていた「パソコンはなぜ5年で買い替えと言われているのか」ですが、パソコンのスペックは5年たつと大きく進化します。例えば Intel の CPU は性能別に並べると i9 > i7 > i5 > i3 のようになっていますが、5年前のCPUは性能差が大きいです。その性能差は5年前の最高スペックの性能スコアが現役のモデルであれば、一番下にランクするほど、、

各CPUに対する性能スコアはドスパラ様のサイトを参考にさせていただいております。

14世代CPU性能スコア9世代CPU性能スコア
14900K(i9)122929900K3770
14700K(i7)106459700K2930
14500(i5)653894001910
14100(i3)307691001350

ただ驚かれた方が多いと思いますが、CPUとは打って変わって メモリ/グラボ は5年ではそこまで進歩がなかったり、、、なので、性能的には5年前のパソコンでもしっかり用途を考えて余裕をもってパソコンを選んでおけば長く使用できるのです。

HDD/SSDのデータの断片化と少し難しい話になりますが、SSDなどの記憶媒体の中身は512バイトが保存できるポケットいっぱいあります(256GBのSSDであれば、5億個)。パソコンにデータを保存した際は、SSDへ実際に書き込まれるデータはこのポケットにそれぞれ保存されていきます。最初のうちはポケットがすべて空いている状態なので、1024バイトのデータを保存した場合、隣同士にデータが保存されるため、書き込み/読み出し時間が速いのですが、いろんなデータを保存したり削除したりしているうちに、このデータが隣同士のポケットではなく分散して保存されるようになります。分散しているデータが多くなればなるほど、データの書き込み/読み取りに時間がかかり、パソコンが遅くなっていくのです。
実はこれはHDDであればデフラグ、SSDの場合はトリムコマンドでデータ配置が最適化され読み書きが早くなるのですが、詳細については省きます。(調べたらいろいろ出てきます。)

またアプリは動きを最適化したり、新しい機能開発でどんどん要求スペックが高くなっていきます。Windows10はメモリ2GBの要求だったのに対し、Windows11はメモリ4GBの要求になっています。また有名なソフトではAdobePhotoshop については推奨メモリ8GBに対して推奨メモリ16GBになっています(Photoshop CC 2019と Photoshop 2024を比較)。
5年後もパソコンを継続利用したい場合はアプリ側の要求スペックが上がることを見越して、少しハイスペックなものを購入しましょう。

最後に

今は物価上昇の波が来ていたり、技術のアップグレードが多く世間についていくのが必死な状況です。5年ごとに買い替える前提であれば、今必要なスペックだけで購入できるので、費用を安く抑えられます。パソコンを買うときはしっかり自己資金と向き合い、5年後も使いたいかどうかしっかり見極めてパソコン購入を検討しましょう。

費用を安く抑えたい場合は中古パソコンも検討に入ると思います。私も中古パソコン持っていますが、ネットサーフィンぐらいであれば、重宝しています。探せば、掘り出し物もあるので、中古パソコンも一度見てみてください。

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